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マイペース数学者のブログ

大阪在住数学者のブログです。どうしても、数学関連のことがメインになると思います。

一息つこうか

ここ数日は変な天気が続いていて、昼頃に嵐が来たと思ったら、すぐに晴れる。でも、この時期、この辺の天気は大体こんな感じらしいとも聞いた。

今日、依頼されていた日本語の書き物を二つ提出して、肩の荷が少し下りた。二つとも少し前に書き上げていたのを、今日見直し、少し手直しして提出した。

4月からの講義の準備とか、次の研究に取りかかるとか、やるべき仕事はまだまだ控えているけど、少し気分転換にIHESの図書室の本棚を物色してみた。

少し話は戻るが、先週までの数週間は共同研究の自分のパートを書き上げる仕事をしていて、その仕事でEGA(Grothendieckが書いた8冊からなる代数幾何の教科書)を見る必要がたびたびあって、部屋とEGAの置いてある場所を何度も往復していた。ちなみに、僕の研究室は図書室のすぐ近くにある。

今日はEGAではなくて、何かインスピレーションを与えてくれるような軽い読み物を探していて、Yuri I. Manin, “Mathematics as Metaphor” (AMS) という本を見つけた。著者はボンのマックスプランク研究所の有名な数学者で、以前の投稿でも書いたことがある。エッセイ集とのこと、これから楽しんで読みたい。ここの図書室は昔ながらのカードに自分で名前を書く方式で、過去に借りた人が分かるんだけど、この本は僕が一番に借りるらしく、少し嬉しかった。(逆に過去にたくさんの有名な数学者が借りている本を借りるのも嬉しい。ミーハーか。ミーハーって何語から来てるのかと思ってWikipediaで調べたら、日本生まれの俗語だったのね。)この本のFreeman Dysonによる序文に書き出しが面白かったので引用する。

Some mathematicians are birds, others are frogs. Birds fly high in the air and survey broad vistas of mathematics out to the far horizon. They delight in concepts that unify our thinking and bring together diverse problems from different parts of the landscape. Frogs live in the mud below and see only the flowers that grow nearby. They delight in the details of particular objects, and they solve problems one at a time. Manin is a bird. I happen to be a frog, …

これを読んで、自分も蛙かなと思っていたら、中学で習う英語の仮定法過去の例文で“I wish I were a bird.”というのがあったな、塾かなんかのCMでもやってたな、という記憶がなぜかふとよみがえった。

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